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サイトメガロウイルス網膜炎

9月6日(月)
 眼科の検診があった。9月2日に医科歯科大学付属病院で眼から房水を採取した。そのウイルス検査の結果が分かる。それによって病名が確定し治療方針が決まる。

再診受付をすると、眼科診療の前に検体検査と記載されていた。血液検査で何を調べようというのだろうか。記入通り血液検査を受け、眼科診療を待つ。

眼の房水のウイルス検査の結果、サイトメガロウイルス(CMV)が発見されたと告げられた。サイトメガロウイルス網膜炎ということだ。血液検査を何故したかというと、CMVが全身に回っている場合、抗ウイルス薬の点滴による全身投与を入院して行わなければならない。

血液検査でウイルスが発見できず、眼だけの感染症であれば徐放性ガンシクロビルを含む小さな装置を眼の中に埋めこんだり、フォミビルセンを直接眼に注射する治療を行う。ただこの薬の作用はウイルスの増殖を抑制するものであり、病気そのものを治す効果はないということだ。本質的な治療は、全身の免疫不全の改善以外ない。

 サイトメガロウイルス感染症に今になってかかるとは思いもしなかった。造血幹細胞移植後、免疫機能が衰えている時に注意すべき感染症として、CMVと帯状疱疹ウイルスが真っ先に上げられている。CMVによる肺炎に注意するよう指示されていた。CMVが網膜の炎症を引き起こすということは想像も出来なかった。

血液中のウイルス検査は外注しなければならないので、CMVが全身に回っているかどうかの結果は火曜日の夕方になる。その場合、血液内科での治療になる。眼だけだった場合眼科で治療する。眼底所見では、網膜が腫れ炎症を起こしている。毛細血管が詰まっていてそれが視力に影響している。炎症を改善するためにはCMVを消滅させなければならない。

 次の診断日に水曜日の午後が指定された。その日は丁度社会保障審議会医療保険部会で高額療養費制度についての論議が行われるということで傍聴希望を通知していた。水曜日の診療を外すとかなり先になってしまう。病名がやっと確定し、治療は大幅に遅れている。

早いほうがいいので、やむをえず水曜に診療を入れた。どういった治療になるのか入院しての抗ウイルス剤の点滴による治療になるのか、眼球への週一度の注射になるのか。水曜日に確定する。

サイトメガロウイルス網膜炎:サイトメガロウイルスには、日本では成人の約90%の人が潜伏感染しており、ほとんどすべての人がこのウイルスを体内にもっています。すでに体内に潜伏感染しているウイルスが、免疫力の低下に伴い暴れ出し、網膜に重い炎症を引き起こすのです。サイトメガロウイルス網膜炎が発症、進行すると、網膜は壊死に陥り、失明にまで至ります。代表的な眼の日和見感染症のひとつです。(メルクマニュアル家庭版 goo ヘルスケア)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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