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立山黒部アルペンルート3日目 宇奈月温泉街

9月28日(火)
黒部トロッコ列車の終着駅宇奈月駅を降りると、目の前にセレネ美術館があった。まずここから行ってみよう。外観の細部は写真では分からないが、外壁がかなり薄汚れておりひびがいっている所もあった。外観で中身を判断する訳にはいかないが、やはり見た目には影響される。

しかし中に入ると内装は新しく美術館、売店、レストランは東京の美術館に勝るとも劣らない程洗練された作りになっている。もっとも設計者は全国どこにでも行くので似たようになっても不思議ではない。

この美術館の成り立ちについて富山博物館協会HPには以下のように書いてあった。「平成5年8月1日、黒部峡谷の玄関口、宇奈月温泉に開館。黒部の大自然を絵画芸術を通して未来へ伝えることを基本理念とし、この趣旨に賛同された平山郁夫・塩出英雄・福井爽人・田渕俊夫・竹内浩一・手塚雄二・宮廻正明の7名の現代日本画家と美術館が協力して、黒部を題材とする新たな作品の制作を依頼し、完成した作品を常設展示している。」

まさに絵画芸術を通して「黒部峡谷の自然」を満喫できる美術館である。館内に流れるBGMも、黒部の自然をイメージしたオリジナル作品だと書いてあった。日本画の知識は殆どないが、それでも黒部の荒々しい自然と格闘し一枚の絵に仕上げる苦闘を感じさせる作品ばかりであった。

手塚雄二という人の「幻の瀧」という絵の解説があった「画家は剣大滝(幻の瀧)をベテラン山岳ガイドの案内で瀧の間近まで迫った。登山の素人である画家にとってそれはまさに命がけの取材であった。瀧の脇にある崖を30mほどよじ登り、そこにあるわずかな出っ張りを取材場所とし、腰に命綱を結んでスケッチした」と記されていた。黒部渓谷を相手に絵を描くということはこういった覚悟も必要なのだという事を認識させられるものであった。

H_convert_20101002212350.jpg   1_convert_20101002212506.jpg
 セレネ美術館                       展示場  

美術館からすぐの山彦橋まで行って現在使用されている新山彦橋を見ようと思った。新山彦橋は改装中で緑色のシートが張られ風情もなにもあったものではないが、トロッコ列車が新山彦橋を通り過ぎるのを眺める事が出来た。橋の中央には列車の時刻表が貼ってあり、鉄道ファンが列車を見るのに便利だ。たまたま橋にいた時に列車が通過した。山彦橋からは宇奈月温泉の全景が見渡せる。

立川黒部085_convert_20101002091302 新山彦橋を渡るトロッコ列車

立川黒部087_convert_20101002091357 宇奈月駅と宇奈月温泉街

山彦橋から宇奈月駅まで戻り、宇奈月温泉駅の前を通るとそこには温泉の噴水がある。この温泉は富山随一の温泉地で黒薙温泉から湯を引いている。湯量は1日3000tと豊富。宿の多くは黒部川沿いにあり渓谷風景を風呂や客室から臨む事が出来る。

立川黒部181_convert_20101001233229 宇奈月温泉駅前の温泉の噴水

モーツアルトという喫茶店を分岐点として左右に分かれ、商店街、土産物屋が軒を連ねている。左の道を真っ直ぐ行くと宇奈月公園があり、そこに与謝野鉄幹と晶子の黒部渓谷を題材にした歌碑がある。公園を過ぎると黒部川をまたぐ想影橋があり、渡りきった所に想影橋展望台がある。ここからも温泉街が一望できる。この展望台はスペインの建築家がデザインしたオブジェに囲まれている。

立川黒部182_convert_20101001233448 喫茶店「モーツァルト」

立川黒部174_convert_20101002101323 与謝野鉄幹、晶子の歌碑

DSCF1189_convert_20100928223858.jpg 展望台のオブジェ

まだ時間があったので宇奈月公園内にある「おもかげ」という足湯に入る事にした。東屋にベンチをつけた造りだ。ここで20分ばかり時間を過ごした。足湯に入ったのは初めてだった。しばらく入っていると体中がぽかぽかと暖まってくる。さらに浸かっていると汗ばんでくるほどだ。全身浴と同じような効果があるようだ。時間が来たので旅館に預けてある荷物を取りに行き駅に向う。

立川黒部088_convert_20101001233705 足湯「おもかげ」

14時45分宇奈月温泉発の富山地鉄に乗リ新魚津駅まで行く。魚津で乗車する特急「はくたか」は16時05分に出発し、北陸本線、北越急行ほくほく線を経由して17時52分に越後湯沢に到着する。そこから上越新幹線に乗り、上野には19時14分に到着した。

今回の旅行は乗り物好きにはかなり魅力的だろう。新幹線、ローカル線、バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロッコ列車などを乗り継いでいく。色々な乗り物を楽しめるというわけだ。だが最も感動的なのは、山の様々な相貌を見て、それを体験出来たということだ。

室堂では2500mの高山で自然が表現する特別の様相を見る事が出来た。、森林限界、溶岩台地のハイマツ、高山植物等は通常大変な思いをして高山に登りきった人のみが味わうことの出来るものでしかなかった。弥陀ヶ原では高原と湿原の様子、美女平では杉とブナの奥深い森林、トロッコ列車では切れ込んだ深い渓谷を見たり、散策する事が出来た。何ケ所か行かないと味わえないような多種多様な経験を積むことが出来た事が何よりの収穫だった。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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ベンダムスチン承認

こんばんは。(=゜ω゜)ノぃょぅ

 何十年も前ですが,立山黒部アルペンルートをyosimineさんとは逆コースで攻めました。
 むかしはルート周遊券というのがあり,お勧めコースの乗車券をセット販売していました。
 いまな亡き寝台特急北陸か寝台急行能登で富山に行き,富山側からはいりました。これほどの秘境を乗り物を乗りついで見物できるというのは,すごいですね。

 ベンダムスチンが承認されました。
 MMにも効果があるようですが,今回の承認はNHL限定です。
 原発性マクログロブリン血症という診断名ならば,NHLの一種なので,ベンダムスチンが使えます。

No title

ベンダムスチンが承認されたということは嬉しいニュースです。今はレナリドミドを使用し始めたばかりなので、使用することはありませんが、レナリドミドが効かなくなった時に次の薬があるということは大きな心の支えになります。このように新薬が開発され、承認されていけばそれこそ平均寿命まで生きられるかもしれません。
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