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人権尊重教育・研究発表会(1)

11月27日(土)
11月25日に実施された研究発表会報告
ももの木の「いのちの授業」メーリングリストに次のようなメッセージが送られてきた。11月25日13時から、中央区立月島第2小学校で研究発表会がある。「心をつなぎ、みがき合う子ども-人権を大切にした道徳の時間を要として-」という主題での研究発表が行われる。その後「月二を語り、子供を育てる」というテーマでシンポジウムが行なわれる、というものだ。

この小学校は、21、22年度の東京都教育委員会人権尊重教育推進校、中央区教育委員会研究奨励校に指定されている。毎年6年生を対象とした「いのちの授業」をやっている。金子校長は気さくな人で、昨年の「いのちの授業」の後、月島西仲商店街のもんじゃ焼屋で一緒に飲み食いした関係もあって、彼の主催する研究発表会なら興味が持てるかもしれないと思った。また小学校教育の現状を知ることが出来るだろうということで、出かける事にした。

13時から研究発表が行なわれるのかと思っていたら、当日のスケジュールは次のようになっていた。13:35~14:20公開授業、14:40~15:10研究発表、15:10~15:30指導・講評、指導のまとめ、15:30~16:15シンポジウム、16:15~16:20謝辞となっている。

13時に着き入口で受付をしていると副校長と会った。副校長は一般参加者控室である家庭科室に案内してくれ、その部屋の前にある「いちょう歴史館」の説明をしてくれた。月島第2小学校は「いちょう・なわとび・時計塔」に象徴される伝統ある学校で、開校101年・明治42年からの歴史がある。

長い歴史の中で蓄積された学校に残っている大正時代からの卒業写真やアルバム・生徒たちの授業風景など様々な資料や、地域の人たちが提供してくれた昔の地域の有様を示す写真などの資料が展示されている。写真は歴史館の中に収まりきらず、歴史館や家庭科室の外の壁にも一面に貼られていた。公開授業まで時間があったので見学した。

月島2小001_convert_20101127114447  月島2小002_convert_20101127114548
 「いちょう歴史館」の入口               歴史館の展示風景 

公開授業
公開授業は10月に「いのちの授業」やったクラス6年2組を見学した。授業のテーマは「輝いて生きる・生命尊重」ということで柳橋佐江子さんの直筆の手紙のコーピーを資料として使用している。以前この資料を使って大田区の小学校で文京区教育委員会の伊藤敏さんの授業を聞いた事がある。彼の授業との違いを見るのも興味深い。

事前に「学習指導案」が見学者に配られている。1~6年までクラスごとの今日の授業の指導内容について詳しく書かれたパンフレットである。その中の6年2組の道徳学習指導案には次のように書かれていた。

1、ねらいとする道徳的価値について
生命は尊く、かけがえのないものである。そして、この生命は多くのものに支えられている。こういったことをしっかりと自覚し、これから先の人生の中で喜びや辛さを味わいながら前向きに生きていこうとする態度を育てていきたい。

2、資料について

資料は重い心臓病を抱えた14歳の少女が手術を前に母へ手渡した手紙である。14年間の思い出を振り返るとともに、これまで育ててきてくれたことへの感謝の気持ちが綴られている。娘を支える親の愛情や命の大切さに気付かせることのできる資料である。

授業はまず佐江子さんの手紙の朗読から始まる。それが終わり、手紙の内容を深く考えるために3つの紙に書いたテーマを黒板に貼り出し、生徒たちを指名しテーマに関する感想を求めた。その感想をテーマを書いた紙の横に書き出す。
・佐江子さんはどんな気持ちでこの手紙を書いたのでしょう。
・お母さんは手術の間どんな気持ちだったのでしょう。
・お母さんは佐江子さんの死を知らされたとき、どんな気持ちだったのでしょう。

その後ワークシートを配り生徒に感想を書かせた。ワークシートを用いることで、お母さんの気持ちに焦点を当て、深く考えられるようにするためだ。資料「この命のかがやきを」(おかあさんへ)を読んで、授業の中で発言したり、話し合いを通しながら、授業のねらい「生命がかけがえのないものであることを知り、自他の生命を大切にしようとする心情を養う。」について考えさせることが求められていた。。

それは「佐江子さんの死を知ったときのお母さんの気持ちを考えることができたか。自分たちが多くの人に支えられていることに気付くことができたか。」という資料の内容について考える事を通して分ってくるものだ。こういったテーマは生徒が考えながら発言したり、ワークシートを書いたりする事を通して深化させていく以外にはない。

最後に生徒たち一人一人に手紙が渡される。今日のために生徒の母親が書いた生徒宛の手紙だ。生徒はそれを読む。親との新たな絆が生まれるだろうか。(つづく)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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