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入院から現在までの治療経過

12月31日(金)
昨年から年の最終日ということで、今までの病状経過をブログに掲載する事にした。内容は昨年の12月までは同じであるが、自分の病気がどのような推移を辿ったか振り返ってみるのもいいだろう。1年は過ぎ去ってみるとあっという間の出来事だった。薬物耐性が強く次々と薬を変え、組み合わせを変え、延命治療を続けてきた道のりが示されている。

文章にすれば、Aという薬からBという薬に変わっただけだが、その過程での試行錯誤や副作用への対応など様々な出来事が進行していたのである。薬が効果を発揮しても白血球減少によりその薬による治療を断念せざるを得ない事もあった。

ボルテゾミブ、サリドマイド、レナリドマイドという画期的な新薬が登場しなかったら、もっと早く使用できる薬は途切れていただろう。この3種類の薬は、何と私が2005年12月から治療を始めて以降承認されたものである。ボルテゾミブ(ベルケイド)は2006年10月、サリドマイド(サレドカプセル)は2008年10月、レナリドミド(レブラミド)は2010年6月に承認され保険適用になった。

いつ病気なるかそれは誰も選択できるわけではない。しかし罹患した時期は、治療にとって極めて大きな意味を持つ。特に治癒困難であり、一生治療し続けなければならない病気に罹った場合、薬の選択肢は多ければ多いほど治療の有効性は増加するものである。血液がんに罹ったことは不運としかいいようがないが、2005年に罹ったということは幸運だともいえるだろう。これからも様々な薬を組み合わせながら、試行錯誤を繰り返し治療を続けていかざるを得ない。

入院・治療経過

入院経過
 第1回入院、2005年12月1日から27日-フルダラビン療法
 第2回入院、2006年1月4日から1月20日-第1回VAD療法
 第3回入院、1月23日から2月13日-第2回VAD療法
 第4回入院、2月20日から3月13日-第3回VAD療法
 第5回入院、3月20日4月9日-自己抹消血幹細胞採取
 第6回入院、5月15日から6月5日-第4回VAD療法
 第7回入院、6月12日から7月11日-1度目の自己末梢血幹細胞移殖
 第8回入院、10月12日から11月12日-2度目の自己末梢血幹細胞移殖
 第9回入院、2007年10月24日から12月28日-ベルケイド(ボルテゾミブ)療法のため

治療経過
2005年
11月7日 仕事中、足の指に品物を落とし大量に出血。
  1週間以上たっても出血が続くので血液検査をした所、血中のタンパクに異常値が出たので専門病院を紹
  介される。
11月24日 専門病院に行って血液がんであることを宣告される。
12月1日 原発性マクログロブリン血症と病名が確定し入院。
  入院時骨髄中の形質細胞腫瘍(がん細胞)の量を示すIgMは7110だった。
12月10日 最初の化学療法としてフルダラビン療法(45mg/5日間)が開始された。
  しかし全く効果がなくIgMは9470にまで上昇。治療法の変更。

2006年

1月~ VAD療法を3クール行なう。
  =オンコビン(ビンクリスチン・V)0.4mg+アドリアシン・A(ドキソルビシン)10mg+デカドロン・D
  (デキサメタゾン)40mg。
  4日間連続、3週間ごとに繰り返す。目標値IgM4000以下になったので移植の準備に入る。
4月 自己抹消血幹細胞採取。ベプシド(エトポシド)200mg/3日間、を使用。
5月 IgMが上昇してきたのでVAD療法を1クール行う。
6月20日 1度目の自己末梢血幹細胞移殖。 
  一時は骨髄中に形質細胞腫瘍は見当たらなかったが少しずつ増え始める。
10月24日 2度目の自己末梢血幹細胞移殖。IgMは基準値まで戻る。
  2度の移植はタンデム移植として当初より予定されていた。

2007年

5月  IgMが再び増加、MP療法を行なう。
  =アルケラン(メルファラン・M)6mg+プレドニン(プレドニゾロン・P)50mg-月4日間連続服用。 
  半年位でIgMの増加が見られ、さらに骨髄抑制が強まってきたので中止を余儀なくされる。
10月 ベルケイド療法開始。
  =ベルケイド(ボルテゾミブ)2.1mg+デカドロン(デキサメタゾン)40mg-1,4,8,11のサイクルで静注。
  2クールを2ケ月間の入院で行う。その後通院で続けるが効果減少。4クールまでで断念。

2008年
4月 サリドマイド療法開始。100mg/毎日服用。サリドマイドは個人輸入
9月 サリドマイド単剤での効果減少。サリドマイド100mg/毎日+エンドキサン(シクロホスファミド)50mg/月7
  日服用。
11月 サリドマイド100mg/毎日+エンドキサン300mg/週1回毎週+デカドロン40mg/月4日を服用。
  やがて効果減少。

2009年

4月 保険適用されたサレドカプセル(サリドマイド)を使用。
6月 サリドマイド100mg/毎日+オンコビン(ビンクリスチン)2mg/月1度+デカドロン40mg/月4日。効果減少。
8月 オンコビンを月2度にするが効果期待できず。
9月 サリドマイド100mg/毎日+アルケラン8mg/月4日+プレドニン50mg/月4日。
11月 好中球が500以下になる。上記の療法による骨髄抑制が強すぎるので中止。
11月25日~ サリドマイド100mg/毎日+クラリスロマイシン200mg/朝晩毎日+プレドニン50mg/月4日。
  この3種併用療法を始める。クラリスロマイシンは抗生物質であり骨髄抑制の心配はなかった。
12月24日~ 上記療法が全く効果を発揮せず、IgMが1ケ月に1000も上昇してしまった。次の療法として
  ベルケイド2.1mg/週1回4週静注(1週休薬)+デキサート(デキサメタゾン)33mg/週1回毎週静注
  +サリドマイド100mg/毎日服用+エンドキサン(シクロホスファミド)50mg/月4日服用。

2010年
6月23日~ サリドマイド(100mg毎日)+アルケラン(メルファラン)(6mg月4日)+プレドニン(50mg月4日)
9月29日~ レブラミド(レナリドミド)3カプセル(15mg)月21日服用・現在継続中

入院から現在までのIgMの増減


入院から第2回移植前まで
無題

2005.12.5  フルダラビン療法
2006.1.5   VAD療法第1クール
     1.23  VAD療法第2クール
     2.20  VAD療法第3クール
     3.20  自己末梢血幹細胞採取
     5.15  VAD療法第4クール
     6.20  第1回自己末梢血幹細胞移植
     10.24 第2回自己末梢血幹細胞移植

第2回移植以降、MP療法をへてベルケイド療法終了まで

22.jpg

2007.5.30  MP療法開始
     10.26 ベルケイド療法開始

サリドマイド使用以降

1111.jpg

2008.4.2   サリドマイド単剤で使用開始
     9.3   THL+エンドキサン
     11.26 THL+エンドキサン+デカドロン
2009.6.11  THL+オンコビン+デカドロン
     9.16  THL+アルケラン+プレドニン
     11.25 THL+クラリスロマイシン+プレドニン
    
サリドマイドからレナリドミド
無題

2009.12.24 サリドマイド+ベルケード+デキサート+エンドキサン
2010.6.23  サリドマイド+アルケラン+プレドニン
     9.29  レブラミド開始

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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本年 初 コメ 

時々 WM連 皆様のところ ロムっています。
こちら エンドキサン&プレドニンでIgM3480(A1c6.4)
で 調子良し^^ 皆に 健やかなる日々が続きますように。

No title

riee さん、久しぶりです。CP療法が奏効しているようで何よりです。副作用が心配でしたが身体の調子もいいようなので安心ですね。薬の量も少なめにしているのでしょう。強力な薬で一挙に寛解に持っていくといった治療は年齢的には無理だと思うので、体の調子を見ながら薬の量を調整することが必要でしょう。体調と薬の効果のバランスをうまくとりながら延命治療をしていくほかありません。お大事にしてください。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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