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入院7日目(治療3日目)

2月9日(水)
 朝6時に起きた時には外は霧雨が降っていた。外がどれ位寒いか見当もつかない。7時半を過ぎると氷雨の中を駅に向って歩く会社に急ぐ人達の姿が、10階の窓から細い列のように途切れなく続いているのが見える。

病棟の中は空調が効いてTシャツ1枚で過ごせる暖かさだ。寝る時も毛布かタオルケットかその2枚をかけるわけだが毛布1枚で十分だ。外は霧雨に覆われ病院は灰色の世界に覆われている。病室の窓の中央に見えるスカイツリーも霧雨の向こうに姿を消している。何時頃から雪になったか分らないが8時頃には雪がひらひらと病室の窓を舞うようになった。今日は通常だったら通院日だったので、この雪の中を通わなければならなかった。

雪は早々と止み、小雨になり、曇りになり、そして昼過ぎには日が差して来た。10階の病室から見晴らしは周りに遮る物もなくなかなかいい。スカイツリーが曇り空の中に薄っすらと姿を見せる。眼下には吉祥寺の境内の全景が見渡せる。ベルケイド療法で入院中秋の境内を散歩したことがある。

NTT_convert_20110221095553.jpg 吉祥寺_convert_20110214095252
日暮里方面と吉祥寺境内

 ひたすら点滴の落ちていく音だけが意識の流れ中に存在する。それ以外の病棟の音は掃除する音、看護師さんが巡回して、検温をしてまわる音位だ。面会は病室の外の応接椅子でするか、食堂ディルームで行う人が多いので病室は回っている空気清浄機の音以外せず静けさに満ちている。

今度は入った病室にはおしゃべり好きの人がいなくて、互いに挨拶以外話をしない。なんかのきっかがないと見も知らぬ者が突然集まったのだから、中々会話は成立しないのは無理もない。

各人ががんに罹ったという重い宿命に出会い、がん宣告されてからどのように今まで生きて来たのかはまさに緊張に満ちた時間だったに違いない。それこそ自分という人間を見直し変えていかざるを得ない人間ドラマが、時には激しく、時には内向的に展開されたのなのだろう。
がんは治るのか、どういった治療をするのか、といった医学的心配はもとより、職場、仕事、家族、友人といった経済的、社会的あらゆる関係を再編せざるを得ない重圧に囲まれる。こういったがん宣告はその人の人生と人生についての考え方を否が応でも変えざるを得なかっただろう。

2月9日血液検査結果。括弧内は2月7日の検査結果。
白血球 3900(2400)
好中球 2910(820)
血小板 5.7(6.2)
赤血球 216(241)
ヘモグロビン 7.4(8.2)
網赤血球 13(7)
尿素窒素 17(14)[基準値8~22]
クレアチニン 0.7(0.9)[基準値0.6~10]

病院では3人でチームを組んで患者に対する治療方針を相談しながら進めていく。チームの責任者は外来担当でありベテランの医者がなる。しかし外来業務が忙しいので入院患者への対応は別の医者がやる事になる。今回の私の担当は、いつも外来で診察を受けている担当医O医師ではなく、K医師である。

彼が今日と7日の血液検査結果を持って説明に来た。赤血球が減少している。このままだともっと下がる可能性がある。明日輸血をする事になるかもしてない、と言っていた。赤血球の変化: 216(2/9)←241(2/7) ←237(2/4)←280(2/2)。ヘモグロビンの変化: 7.4(2/9)←8.2(2/7)←8.0(2/4)←9.5(2/2)。なる程、治療を始めてからまだ2回しか検査していないが赤血球・ヘモグロビンは急激に減少している。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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赤血球、がんばれ
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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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