スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

入院11日目(久しぶりの晴れ)

2月13日(日
快晴は本当に何日ぶりだろうと思ってしまうほど久しぶりである。病院の中にいると外が雨でも雪でも寒くても関係ないわけではあるが、暗くどんよりとした風景の中に閉じ込められ、治療を受けるのは気分的にも落ち込む。

6時に起きてしばらくすると看護師が朝日が上がり始めている所だと教えてくれた。東の空が一面朱色に輝いている。水滴が窓を覆っている。長く降り続いた雨は空気を透明にする。遥か遠くまで、ビルの輪郭がはっきりと分るほどだ。曇り空の中に霞む姿しか見たことのなかったスカイツリーもここに来てから初めてくっきりと姿を見る事が出来た。

病院004_convert_20110221095826 AM6:30 byouinn_convert_20110214095212.jpgAm9:00

病室を出て廊下に出ると廊下の突き当たりの西側の窓に富士山が見える。今は最上階が10階なので、ビルの陰に少し隠れてしまうが、昔は14階のエレベーターホールから周辺の峰々に囲まれたその全貌を見る事ができた。

病院ed_convert_20110221100304

2006年10月に第2回目の移植をし、退院後半年位は体力の消耗・倦怠感に悩まされた。しかしその後の通院治療の中では、サリドマイドとベルケイドによる末梢神経障害による手足の痺れはあったが、日常生活に特別に支障をもたらすものではなかった。

移植以降特に副作用で苦しむことなく5年間を過ごす事ができたのは幸運だといわざるを得ない。そのために神社・仏閣・花の名所・各区の散歩コースなどのウォーキングを楽しむ事ができた。ももの木の活動にも参加できた。

入院後の病気の説明の時、原発性マクログロブリン血症について医者は、「予後は治療効果によって異なる。半数以上の人が生存できる期間は有効例(血液中のタンパク質が半分以下に減ること)で5~7年、無効例で3~4年と言われている。」とオーソドックな見解を述べた。また余命5年ともいわれた。その時から5年を目処とした新たな人生が始まった。

2005年入院時にはベルケイドもサリドマイドもレナリドミドも承認されていなかった。サリドマイド使用に関しては、しばらくは個人輸入をしていた。私がWMになってからの5年の間にこの3種の画期的な新薬が承認されたというこれこそ信じがたい遭遇といってもいいだろう。これらの薬の承認によって通院可能な治療法が各段に増え、それが通院治療の期間を延長させていったのは事実である。

昨年の12月発病から丁度5年経った。まさに不思議な一致だ。そして1月に急激に病状が悪化する事になった。偶然か必然かどちらにしても引き受けざるを得ない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

No title

体調いかがですか?回復をお祈りしています。

No title

3種類の新薬が出る前で余命5年だとすると、
新薬の効果を期待して、もう5年程伸ばしませんか!
するとまた新薬が開発され・・・いつの間にか平均寿命を超えている。

宣伝

 がんばってますね。 ▽・w・▽

 弊ブログに,2月13日(日)の富士山の写真を掲載しましたので,お暇なおりにお寄りください。<m(__)m>

No title

5年、また5年と新薬の発見期待します。
5年が2年とかになればさらに助かります。。。

それだけがん治療に新薬研究は重要だということを再認識しました。

こんばんは

入院されていたのに 気がつきませんでした。
おもしろい本を読んだので yosimineさんは もう読まれたかな?
と思って立ち寄りました。話題のマイケルサンデル氏の本でした。
以前 母が「医療は日々 進歩している」と言っていた言葉。
この疾病を知って まさに 痛感しているこの頃です。
穏やかな日々が続きますように

コメントをまとめて書いてしまうのでお許し下さい。

ブログへの様々なコメント有難うございます。同じ病気と格闘している皆さんの励ましの言葉が何よりも元気づけられます。病室でネットができず、別棟の医療情報・相談室「こまどり」という所まで行かなければなりません。少し前にブログへのコメントは携帯電話で見ることが出来る事が分りましたが、古い携帯電話なのでこちらからコメントを書く事が出来ません。

病室を長く離れると血液がんの患者は感染の恐れがあると、特に白血球の数値が低い場合看護師がうるさく、なるべく短時間で病室に戻らなければなりません。コメントを寄せて下さった個々の方への返事ができず申し訳なく思っています。

多発性骨髄腫や悪性リンパ腫のブログは沢山ありますが、原発性マクログロブリン血症の患者のブログや関係者は限られています。しかしかえってその事がお互いの状況を把握でき病状などを知り合う事が出来るので、気心が知れ、信頼関係を生み出すことが出来るのではないかと思います。これからもよろしくお願いします。
プロフィール

yosimine

Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

最近の記事
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。