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入院28日目(眼科治療の今までの経過)

3月2日(水)
8月始め、物が霞んで見えるので、昔診断されたことのある白内障が悪化したのではないかと思い町医者に行った。眼圧を図ると30mmHg(正常値10~20mmHg)とかなり高かったので、緑内障と診断された。それから半年の治療によって視力は悪化する一方で回復することはなかった。むしろIgMの上昇による血液の過粘ちょうによる眼圧の急上昇は視神経や視力に壊滅的なダメージを与えた。今日眼科の定期診察日だったので、担当医に今までの経過についての医師としての見解を聞いた。それを含めて今までの経過を降り返ってみたい。

1、網膜中心動脈・静脈閉塞症ー黄斑浮腫
8月3日
目が霞むので、近所の眼科に行く。緑内障と診断されるが、専門医に行くことを勧められ、血液がんで通院している同じ病院に紹介状を書いてもらう。ダイアモックスとアスパラカリウムを3回分処方される。

8月4日
病院の眼科医の診察を受け、緑内障と診断される。眼圧降下点眼薬キサラタン(房水の流出を促進)を毎日寝る前に点眼するよう指示される。

8月24日
眼科の定期診察日。眼底検査の結果、眼底に出血の点が見られ網膜の腫れもある。これは網膜中心静脈閉塞症、網膜中心動脈閉塞症の可能性が強い。静脈が詰まると血液があふれ出て眼底出血となる。出血は網膜内に閉じ込められ、網膜浮腫を起こす。視野狭窄や視力低下をもたらす。
また黄斑に浮腫が生じた場合、血流障害によって毛細血管瘤や黄斑部網膜内の血管から血液成分が漏れ出る原因となる。それが視力低下をもたらす。こういった静脈や動脈の血栓がCMVによるものなのか、長年のIgM増加による過粘ちょうの血液が網膜の毛細血管を徐々に詰まらせていったのかなかなか判断が難しい。

8月27日

早速アバスチンの眼球注射をやる。アバスチンは新生血管阻害剤ではあるが、抗炎症作用ももたらす。

8月29日

朝起きてみると視界が暗くなっている。アバスチンの副作用が何らかの問題を起こしたのではないかと心配して、眼科に電話し診療希望を伝えた所、直ぐに来てもらっていいということだった。注射の際細菌感染したのではないかという事も含めて様々な検査をした。眼科医に細菌専門医がいたので、彼の診断も受けたが、サイトメガロウイルスの恐れがあると言われた。一人の医者が東京医科歯科大学に関係していた。そこにはウイルス研究所がありCMV の検査をしてくれるということで予約を入れてもらった。

2、サイトメガロウイルス網膜炎

9月1日
東京医科歯科大学病院で眼科の診療を受けた後、CMVの検査のため房水の採取を行った。

9月3日
房水検査の結果、房水内にCMVが存在した。血液検査ではCMV は見つからなかったので、デノシン注射は眼に限定して行うことができた。CMVは、血管炎症を起こし血管を詰まらせ中心動脈の梗塞を起こし、視神経を破壊し視力に打撃を与える。CMVが見つかった時には既に動脈は梗塞を起こしていた。
梗塞とは終末動脈が急に閉塞され、その動脈が支配する抹消領域の組織の血行障害を起こし、限局的に壊死が見られるものである。静脈の血栓は血流がある場合復活することがあるが、動脈の梗塞は復活せず、視神経に大きなダメージを与える。

9月8日
デノシン硝子体注射第一回目開始。最初の8回は週2回おこない、それ以降は週一回欠かさず行なった。抗菌剤クラビットと抗炎症剤・ステロイドのリンデロンの点眼薬を1日4回点眼するよう処方された。

12月22日

デノシン硝子体注射最終。計17回行なったことになる。CMVは血液検査では見つからず、房水検査では殆ど影響のないほどごく少量に減少していた。また免疫力が減少している状態での眼球注射は感染の恐れがある。

3、眼圧の上昇・IgMの増加

12月28日
今までの20台後半だった眼圧が、12月28日の34から始まって、継続して30台前半を下がる事がなくなった。確かにCMV網膜炎が眼圧上昇にも影響し、炎症による腫れが房水流失路に影響を与えるが、どちらかというと軽度である。網膜剥離の後遺症で眼の組織が硬化していることも関係している。
また、虚血によって血流が遮断される。血栓が肥厚し、血管を塞ぐ事により血栓が出来た下位の部分で虚血や梗塞が引き起こされる。その血栓が眼圧を上げているのも確かだが、基本的にはIgMの異常上昇による、網膜の毛細血管が腫れ、コントロール不能の眼圧上昇をもたらした。
眼圧上昇に対して、ダイアモックスとアスパラカリウムが1日2回処方された。点眼薬として、房水の産生を減らし眼圧を下げるトルソプトとミケラン、房水の流失を促進するキサラタンを,今までのクラビットとリンデロンと共に点眼するよう指示された。

2月4日

朝から眼圧が上昇し、左側の頭部がずきずきと痛みを強めて来る。朝一番で眼科医に診てもらったら眼圧が38だった。今まで最高値だ。直ぐにマンニゲンという眼圧降下の点滴薬が処方された。点滴すると頭の痛みは嘘のように消えていった。急激な眼圧の上昇は視神経に重大なダメージを与える。これによって視野狭窄はかなり進行してしまったようだ。
この時IgM 値は最高だったに違いない。2月2日8400でそれより若干増えているだろう。IgM がこれだけあるということは血液の粘着度もかなりなものだろう。それが細い網膜の毛細血管を詰まらせ、網膜を腫らし眼圧を一挙に上昇させたのだろう。

2月4日以降
入院中は、週1度眼科から呼び出しがあり定期的な診療を受けていた。体調が悪い時一度だけ往診に来てもらった。2月3日からソルデムを大量に投与し、血液の粘着度を薄めてきたことと、治療が始まりIgMが下がったので眼圧も20台に戻り、頭痛も一切なくなった。薬は従来通り5種類の点眼薬と2種類の錠剤を服薬している。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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