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退院して

12月29日(土)

ベルケード療法第2サイクルを終えて
 昨日夕方約2ケ月の入院生活を終え退院することが出来た。後は通院で治療を続ける。10月26日、IgM2269からはじめたベルケード第1サイクルは11月5日に終わり、ベルケード療法第2サイクルを12月11,14,18,21日と行った。12月24日の血液検査の結果、血小板数が4.5、白血球が3.8、ヘモグロビンが10.4であった。そして28日(昨日)の検査結果では血小板数5.3、白血球3.6、ヘモグロビン9.7であった。またIgMは405まで下がった

MP療法では

 5月から始めたMP療法は5ケ月続け、その間、増減はあったが結局IgMは2269まで上昇してしまった。それに対してベルケードは第1サイクルだけで457まで減らすことが出来た。副作用に関しても、MP療法ではメルファランによる体力消耗と、正常細胞値の低下があり、プレドニン(ステロイド剤)によって中性脂肪が一時586まで増加し、また骨密度の低下の可能性があった。これに対しては高脂血症の薬・ベザトールSR、骨粗しょう症の薬・ボナロンを服用してきた。

ベルケード療法、通院で
 ベルケードは血小板数に影響を与え、末梢神経の若干の痺れなどあるが体力的には全く影響を受けることなく病院生活を送ることが出来た。次は来年1月9日の外来診察で、血液検査をして問題がなければベルケード第3サイクル第1回目を開始する。

 ベルケード療法は最初の2サイクルに関して、新薬なのでどの様な副作用があるか不明だということで病院での入院加療が義務づけられている。実際に個人輸入で治療していた人が間質性肺炎にかかり死亡した例が報告されており、厚生省としてはベルケードを認可した時に使用に関し厳しい制限を設けたのである。

抗がん剤と肺炎
 これからは通院での加療を行うことになる。病院にいれば暖房が効き、少しでも体調が悪ければ色々フォローする体制は万全だ。しかし通院となると様々な感染の恐れがある。特に風邪を引かないようにしなければならない。風邪を引くと肺炎になる可能性が非常に高いそうだ。

 感染症を引き起こす細菌の入り口は口であり、口に近い肺は直接細菌を吸い込む器官なのだ。抗がん剤で免疫力が弱った身体はその菌を殺すことが出来ない。化学療法と感染症としての肺炎は車も両輪のように密接に結びついている。

 元の会社の部長の奥さんの話を聞いた。乳がんで治療をして退院になったが、その冬風邪を引いて肺炎になり1ケ月入院したという。さらに翌年も風邪を引き肺炎になり入院したという。風邪を引かないようにしなければ。人ごみ厳禁。買い物は昼間のすいている時間にやるしかない。

感染症に対して
 日和見感染
 外から来る細菌の防御は必要であり、マスク、手洗い、うがいが3原則だが、最も恐ろしいのは自分の身体の中の細菌が活性化してくるという日和見感染である。通常であれば免疫力によって増殖が抑えられている病原性の低い常在細菌が増殖し、その結果として病気を引き起こすことがある。正常な免疫能力を持つ場合発症することは希であり、化学療法やステロイド長期内服、AIDS(後天性免疫不全症候群)などによる免疫低下時に発症する。

 すなわち日和見感染とは、宿主と病原体との間で保たれていたバランスが宿主側の抵抗力低下により崩れ、宿主の発病につながるものである。この感染症で注意しなければならないのがサイトメガロウイルスとカリニ肺炎である。

 サイトメガロウイルス感染症
 ヘルペスウイルスの1種であるサイトメガロウイルス(CMV)による感染症は、非常によくみられるもので、血液検査をすると、成人の60~90%は過去にCMV感染症にかかったことがあるといわれている。普通は感染しても症状は出ないが、このウィルスが問題になるのは、血液疾患、骨髄移植、エイズ、抗ガン治療を受けている時など、免疫機能が低下している場合である。移植の過程で免疫抑制薬の投与を受けている場合は、特にCMVに感染しやすい傾向がある。

 免疫力が低下し感染状態になると、潜伏感染していたCMVが再活性化して、ほとんどの人に症状が現れる。発熱、白血球減少、血小板減少、肝炎、関節炎、大腸炎、網膜炎、間質性肺炎などの症状が現れると重症になる。

 カリニ肺炎(ニューモシスチス肺炎)
 ニューモシスチス=カリニは、正常な肺の中では害を及ぼすことなく生存しているありふれた微生物で、この微生物が肺炎を起こすのは、癌(がん)や癌の治療、エイズなどのために体の防御機能が低下した場合だけである。ニューモシスチス肺炎は、酵母様真菌であるニューモシスチス・ジロヴェチ よって引き起こされる肺炎である。

 カリニは先天性免疫不全や免疫抑制剤の投与を受けた患者に発症する肺炎の主原因であることが判明した。1980年代から、カリニ肺炎はAIDS、癌の治療や臓器移植の患者の増加と共に爆発的に増加して典型的は日和見感染症として注目されるようになった。(現在バクタ服用中)

 間質性肺炎
 通常の肺炎は酸素と二酸化炭素を交換する肺胞という部分に炎症が起きるものだが、間質性肺炎は肺胞と肺胞の間の襞(間質)に炎症が起きる。原因は身体の免疫機能の異常、ウィルス感染などで起きる。急激に症状が悪化するもの、薬物治療で治り難く予後不良なものなどがある。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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 退院,おめでとうございます。(^_^)
 入院すると,外泊許可でもとらないかぎり外出禁止と思ってたのですが,yosimineさんのところは違うようですね。
 毎日散歩していて,入院していないわたしよりよっぽど運動量は多いようです。

病気をすると下半身から弱るといいます。鳥越俊太郎は毎朝2時間歩き、100回スクワットをするそうです。病院にいると目的意識的に運動しないと身体が弱る一方で、退院した後、すぐに日常生活に戻れません。外にいれば、動いてないようでもそれなりに運動しているものです。適度の運動は身体の新陳代謝を高め、感染症予防にもなるということです。入院していれば何処の病院でも自由に外に出られる訳ではありません。それは臨機応変にやっているだけです。
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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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