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福島第一原子力発電所の事故 ・1

3月15日(火)
福島第一原子力発電所で何が起こっているのか
無1福島第一原子力発電所の事故は12日の1号機の水素爆発から一挙に社会問題化された。次に13日になり3号機の冷却機能が失われ燃料棒の3分の2が露出する状態が続いた。それによって燃料棒の一部が溶ける炉心溶融が起きているという事が明らかにされた。14日には3号機の原子炉建屋で水素爆発が起こり作業員11名が負傷した。

1号機、3号機に止まらず、今度は2号機の燃料棒が何時間も空焚きの状態のままであり、圧力制御室が爆破し破損したというニュースが流れてきた。さらに追い討ちをかけるように4号機の火災、大量のの放射能漏れと止まることのない危機が福島原発を絶え間なく襲っている。ニュースをそのまま読んだだけでも、炉心溶融や核爆発への危険に満ち満ちている。(写真・時事通信提供-右から1,2,3号機))

正確な情報の開示が何よりも求められている。

原子力発電所について色々な評価はあるだろう。あるコメンテーターが「原発についてアクセルを踏む人とブレーキをかける人が一緒だから発言が正確になされない」と言っていた。どうしても発言が原発推進者としてその安全性を強調したいがあまり、危険な情報は隠蔽し情報を正確に公開せず、大丈夫だ安全だ万全をきしているといった発言に終始している。

東京電力の記者会見では、昔から原発事故の発表内容は歯切れが悪く、何をいっているのか分らない事をぼそぼそと語り煙に巻いてしまいたいという魂胆があまりにも明白だった。秘密にしておきたいという隠蔽体質が会社の方針となっているのだ。

しかし東電のもはや隠しおおせない状況になって来たからだろうか、この2、3日になって危険な情報でも出来るだけ公開しようとする姿勢が感じられる。経済産業省原子力安全保安院の記者会見での発言が曖昧で、知りたい肝心なことは曖昧な表現しかしない場面に何度か行きあった。一体どういった役割で記者会見をしているのだろうと考えてしまう。原発への知識不足もあいまって、原発と組織と自己を守るために危険はないということをどうやって言いくるめようとするか考えながら発言するから内容が分りにくくなるのだ。

以下の内容はほぼ新聞記事の中身である。それを拾い集めただけでも福島原発で起こっている危機一髪的な状況が伝わってくる。事実こそが正しい方針を導き出す。福島原発の経過を追いながら、改めて原子力発電所の安全性について考えることが必要だろう。

燃料棒の空だき状態・燃料棒すべて露出…冷却水消失

2号機で14日午後6時過ぎ、海水注入ポンプの燃料切れで原子炉内の冷却水が、ほぼ完全に失われ、燃料棒がすべて露出する空だき状態となった。それが3時間続いた。(スリーマイル島原発では2時間20分にわたって燃料棒がむき出しとなり、燃料の45%が溶解し、放射性物質が放出された。)

同9時頃よりいったん水位が上昇した事を確認したが、原子炉圧力が上昇して注入が困難となり、水位が低下。11時頃から空だき状態に陥いり、燃料棒が全部露出した。空だき状態が続くと燃料棒が溶けだす炉心溶融の懸念がある。同日夜に記者会見した枝野官房長官は、1~3号機どれでも燃料棒の溶融が起きている「可能性は高い」との見方を示した。

冷却水が消失し、燃料棒の露出が続くと、高温の燃料が冷やされず、炉内の温度が2000度超まで上昇すると、燃料棒が溶け出す。炉心溶融によって大量の放射性物質が大気中に漏れる可能性もある。

メルトダウン燃料棒を納めた原子炉圧力容器内で、冷却水がなくなるなどして炉心が異常過熱し、燃料棒が溶け出す現象。原子炉で起こる重大事故の一つ。やがて溶けた燃料が圧力容器の底を溶かして外側の格納容器内に落下、水などに触れて大爆発を起こし、大量の放射性物質を外界にまき散らす危険性がある。

原子炉格納容器の破損

2号機で午前6時10分に爆発音があった。爆発による破損場所は圧力抑制室で原子炉を覆う格納容器につながる設備で、放射性物質などを内部に閉じ込める機能も持っていて、この設備の一部に損傷が見つかったことで、放射性物質の閉じ込めが十分に機能しない可能性が出てきた。そこを通じて原子炉内の放射性物質が外部へ漏えいしている影響か、2号機周辺の放射能が増加してきていて、一時8217マイクロシーベルトまで上昇した。作業員以外の職員は退避した。

放射能の飛散

3号機の原子炉を覆う圧力容器内の圧力は設計上の上限近くに達し、東電は圧力容器から外側の格納容器に通じる二つの弁を開放。13日午後8時37分から放射性物質を含む水蒸気を外部に放出する作業に入った。

2号機では敷地周辺の放射線の量が、14日午後9時37分に基準の6倍のこれまでで最も高い3130マイクロシーベルトとなった。

東京電力は、福島第一原発の10キロ南にある第二原発のモニタリングポストの放射線量が、14日午後10時7分に、通常の260倍にあたる1時間あたり9.4マイクロシーベルトになったと発表した。福島第一原発2号機の影響とみられる。

福島第一原発の正門付近の放射線量は15日午前、制限値の約16倍となる1時間あたり8217マイクロシーベルトを観測した。

15日午前10時半頃、今度は定期点検で休止しているはずの4号機から火災が発生し、かなりの放射能の流失が確認された。3,4号機周辺の放射能は400ミリシーベルト、今までの単位がマイクロクロシーベルトで、その単位で言うと40万マイクロシーベルトになる。この数値は確実に人体に影響を与える。250ミリシーベルトで吐気、めまい、脱毛が生ずる。この中での作業は防護服を着ていても10分から15分が限度だという。

今までの放射能の量とは桁違いである。東京都内にも放射能が飛来している。人体に影響はないというが通常の20倍以上の量である。

スリーマイル島の原子力発電所事故
TMI原子力発電所2号炉で1979年3月28日に起きた事故は、原子炉から冷却水が失われて炉心が溶融するというきわめて深刻なものだった。放射能漏れによる人的被害はごく軽微済んだといわれているが、炉心上部3分の2が蒸気中にむき出しとなり、崩壊熱によって燃料棒が破損した。このため周辺住民の大規模避難が行われた。運転員による給水回復措置が取られ、事故は終息した。

炉心溶融(メルトダウン)で、燃料の45%、62トンが原子炉圧力容器の底に溜まった。この程度で収まったのは、原子炉圧力容器が頑強に作られていて、溶融した20トンの燃料棒の落下に耐えられたからである。さもなければ、チェルノブイリに匹敵する大惨事になっていたことは間違いない。しかし1989年の調査で圧力容器に亀裂が入っている事が判明した。

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